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タイトルなし

魔女には好きな人がいた。それはずっとずっと昔のことである。けれども結ばれる事は敵わず、80年。好いた相手は今や墓の下、土の中。
そうして魔女は、魔力を失って今やしわしわのおばあちゃんとなってしまった。

そんな、春。


「ヒノおばあちゃんさぁ」

桧乃、と呼ばれた老婆は柔らかく微笑みながら「なぁに」と尋ねる。その傍には茶色のツインテールをまだ寒い風に揺らす少女。

「妹におばあちゃん呼ばわりされてどう思うワケ?」
「まあ、しょうがないと思うのよ」

実際、パッと見はどこからどう見ても祖母と孫だから。
桧乃がそう呟けば、少女はわざとらしく大きく溜息を吐いた。

「ヨウカは今、中学生ライフを満喫してるのに!」
「もうそろそろ100歳になりそうなのに、いつまでも自分の事を葉佳って名前呼びするのはどうかと思うねぇ」
「うるさいなぁ!そっちのがかわいーじゃん。……だからね、おばあちゃん。死ぬ前にもう1度、恋愛したいと思わない?」
「思わない」

老婆の即答に、葉佳はリップグロスを塗りたくった唇を突き出して拗ねた。
それに苦笑いを漏らしながら、切なそうに桧乃は「好きな人はもういるもの」とポツリ、言葉を落とす。


相手はとっくに死んでしまっているけれど、ずっと想っていたし、多分これからも想い続けるのだと思う。桧乃は葉佳と違って昔風の考えをずっと引き摺ったままだから、新しい恋愛に踏み出すというのは彼に対して不誠実だと、そう思うのだ。

だからきっと、老いてしまった桧乃はこの想いのまま、死んでいくのだろうと。


「そう思うのよねぇ」
「そう思うのよねぇ、じゃなくてさぁ」
「それに、もう魔法、使えないもの。こんなおばあちゃんを好きになる人なんて、いないわよ」

もし昔のように魔法を使えれば、葉佳のように若返る事もできたかもしれない。けれど、桧乃の魔力は彼が死んでから、水が土に染み入るかの如く自然と使えなくなってしまった。
時間を止める魔法も使えなくて、桧乃は年々老いてしわがれていく。80年と言う時を刻んで、しわしわの手、声はかすれ、豊かな黒髪は全て白に近い灰色になってしまう。

それはまるで、愛しい人の死に近付くためのように。



勿論、実の姉に死んで欲しくはない葉佳は、今まで何度も何度も言ってみた。恋をしろ、彼のことは忘れてしまえ。多分そうしたら、魔法が使えるようになるからと。

その説得が成功した事がないのは見ての通りだが、今回葉佳はしっかり別の手段を用意してきたのだ。魔法の言葉を、老婆の耳に落とす。

「おばあちゃんの好きな人の、孫?ひ孫かも」
「うん」
「その人が、今年高校生になるんだって」
「へぇ」
「会いたくない?」
「会いたくは、ないけど」


見て、みたい。


姉がそう言うのを見て、中学生の魔女はニッコリと笑った。

「じゃあ、葉佳が魔法、かけたげるから!」
「え?」
「お姉ちゃんも高校生ライフ、満喫しちゃいなよ!」


まだ桜が咲くには早い春のこと。
魔女は80年の時を取り戻す。




***
月葉コラボ。
続きは書くかわかんね
小説書くのむずすぎワロタ(ワロエナイ)

タイトル募集中

踏み鳴らす音に惹かれてうつ向けば夕日が地面に落ちている

混ざらない色の暴力僕の瞳には少しだけ辛い

揺らめいた水面に映る朱に黄金 このまま埋れてしまいたいと



久々に書いたから質の落ちが酷いな
 
なんかよく。 
3文

11月の秋空に雪が降るのはこちらでは珍しいことだった。寒気が流れ込んだ空は急に曇り、パラパラと雨混じりの雪を降らせ、忙しそうに再び晴れ間を見せる。その合間。一瞬ではあったが、雪が降りながら太陽の光が差し込んだ。キラキラと水滴が光を反射させながら地に降るその光景は、あたかもダイヤモンドが降り注ぐかのように思える。
ふと地面を見下ろすと、1人が踊るように外へ駆け出す。頬が赤い、きっと今の奇跡に興奮しているのだろう。きらきらしているなぁ、と思いながら、その姿を窓際でじっと窺っていた。

http://ask4416.com/thememaker/theme.php?themeid=01250005000108501395



「開きません、お姉様」
「あらあらどうしましょう。もうすぐパーティが始まるというのに…」
ガチャリ。先程から力づくでひねっているドアノブはそろそろ悲鳴を上げそうなのに、重厚なマホガニーのドアは全く開く気配もない。カギがついている部屋でもないのに、姉妹で話しているたったの10分の間に、ここは開かずの部屋になってしまったようだ。
「外に何か置かれてしまったのかしら」
サンタの帽子を被った姉がおっとりと言う。12月24日のクリスマスパーティのために用意したのだという。服は装飾品が多いドレスだ。姉の美しさを引き立てるためにあるのだろう、よく似合っていた。サンタ帽がアンバランスではあったのだが。
「困った…。主催のこちらが遅れてはゲストの皆様に悪い」
ドアを強く叩く。廊下に誰かが通ればと思ったが反応は返ってこず、ますます苛立ちがつのる。乱暴にドアノブをひねったりドアを叩いたりしていると、姉のほっそりとした手が私の手をなでた。
「手を傷めてしまうわ」
それから数度、小動物を愛でるかのように手の甲を撫でられる。呆気にとられながらも姉の顔を見れば、可憐に微笑まれて心臓がはねた。

http://ask4416.com/thememaker/theme.php?themeid=01246018290089800138



喫煙所に入ってきた男が開口一番にすみませんでした、と詫びた。入ってきたばかりの若造で、今は俺の傍について仕事を学んでいる熱心なやつだ。
けれどもその熱心さが空回りしてこの前は重大なミスをおかしてしまった。記憶に新しいその事件は、目の前の男がバカ正直にしっかりと報告、連絡、相談を守ってくれたおかげでその日中に解決できたが、新入社員にしてみれば苦々しい思い出になったことだろう。
「いや、いいけど…」
タバコを口から離して、男にかからないように煙を吐く。あとでどうせ会うのだからその時に謝ればいいのに、自ら上司を探して喫煙所であろうとも謝りに来るそのスタイルは、はたして感心したものか、呆れたものか。
「あんなミスするなんて、俺の下失格だなー… なんつって」
はは、と笑いながら冗談を飛ばしたのに相手は本気に受け取ったらしく、顔面を真っ白にしながら唇をかみ締めた。
「おい…、冗談」
「わ、私は、時田さんについていきたいです」
「え」
「もう二度とこのようなミスはしませんので、時田さんの下で働かせてください!」
距離を置いて立っているOLの2人がクスクスと笑っていた。それでも真摯な態度で、直角のような頭の下げ方をするこいつに、少しだけ安心する。第一印象からあまり変わらない人間は珍しいかもしれなかった。
「…営業行くぞ」
「は、はいっ!」

http://ask4416.com/thememaker/theme.php?themeid=00086004520104400072



面白いサイト発見したのでついでに。

実はロボに弱いんだけど(アヌビスから周知の事実である)、出したいなあ

>コウ、こきひ
まさかドボル上位に1激で殺されるとは思ってもみなかったぜ


ちんすこううめぇ

  

ポメラほしぃなあ… あと長いなーわかりにくいなーつらいなー文章力ほしいなー


 

あくまのけいやく

「葬儀屋リドル」が表紙の通りであり、私の目論見どおりであり大変結構な作品でございました!!!!!!!!!!KEIGOZEME☆うっぷす
実はばあちゃんがやってきているので堂々と読めません。母がいても気にかけられないので堂々と読むんですが。
あっでもあそこまでやるんならもうBLとして売ってほしいですごめんなんでもない。さすがGファン(?)ですね、確認してないからGファンか知らないけど(当て勘)
私の中で敬語かけるしょた以外のCPは正直どうでもいいのでわたしふじょしじゃないでう。いやまじこれいがい興味ないからまじわたしふじょしじゃないです

っていう、布石。

グルメな狐と無感動の鳥

ゴーリゴリゴリゴリ…

続きからはなんとかふんばって頑張って何かを作ろうと思った末の最大級に血迷った感じの、エセファンタジー、YESベタ展開

楽園の終わり

思い出の中に生きて、貴方とずっと手を繋ぎたかった。泣きながらセピア色の機微を拾う真夏、炎天下の中虚しくも指の間から砂は零れてしまって。

(例えば独りでダンスを踊るのに似ている)貴方の存在、私の存在から疑う古典的な手法で傷つけた。結局世界が存在しなければ自分すら存在しないというのに

お前が神ではないのはとうに分かっていることだけれど、信じさせて。お前が言えば愛すら永遠に存在できる

箱庭が楽園な訳が無い。それに準ずる鳥籠も同じだ。作られた平穏が平穏であるなんてことはなくて、やがてくる朝日を2人は知っているだろうに。

不恰好なダンスを踊るのもこれで幕を閉じる。とてもとても素敵な夢でした。さよならを言う必要はある?せめて最後の刹那まで手を繋いでいて
ああ、 朝日が まぶしい。

決して永遠など此の世に無い。貴方の命にも私の命にも魔法をかけたって終焉の手は伸ばされる。それでも、それでもこの感情は永遠だと信じているのだ。貴方の暖かな髪に最後の口付けを落としたら告げよう。私は貴方を永遠に愛していたと


かくして楽園は朽ちてゆき



ざれごとを。

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